忙しすぎる育児と、食事。現代型の食育について考える。
こんにちは。ちょっと食育について考えてみたくてですね。
農林水産省のホームページ見ると「日本型食生活のススメ」って項目があるんですよ。そこに載ってる写真が↓(引用させて頂きました)
わー美味しそう。
わかります。理想がこうなのは、理解できる。育児のサポートが充実して時間も経済的にも余裕があって、料理が得意な方なら是非と思う。
しかし、私が1歳の長女を保育園に預けてフルタイムで働いてた時(フルタイムじゃないと保育園に入れてもらえなかったので)の生活って‥
5:30 起床 朝食と自分、夫の弁当作り
6:00 長女起床 着替え 何らか食べさせる
7:30 保育園送り
8:40-17:30 仕事
18:30 お迎え
19:00 風呂
19:30 夕飯
20:00 長女寝る
そのあとは延々と溜まった家事
こんな生活で、そもそも買い物に行く時間も、まともに料理する時間すら取れなかったんですよね。上の写真のような食事なんてとても無理。
「もう仕方ない!生きてればいいや!」と思っていた(笑)けど、どこかで「日本型食生活!一汁三菜!」が出来てないことに苦しめられている自分もいた。
「栄養たっぷりの食事を作ってあげられるのが良いママ」って思ってる人もまだ多いと思う。
働いてなくても忙しい。
家の中で一日中ワンオペ育児の人かなり多いし、ワンオペの保護者が上の写真のように食事を作ってあげようと思ったら、子どもと遊んであげる時間とれなくなってくると思います。
とにかく待機児童とか保育園とか、ワンオペ問題とか教育費とか、子育てって社会的な課題が山積みで、解決しなければ少子化まっしぐらですが‥
すぐには解決しないので、とりあえず取り入れやすい食育について考えてみました。
(1)生産者に感謝して食べよう。
スーパーのお惣菜は、スーパーのシェフが一生懸命作ってくれたもの。そこに使われている肉や野菜は、牧場や農家さんが一生懸命育ててくれた貴重な素材です。
レトルト食品はまず開発者がいて、衛生管理がきちんとされた工場で作られ、そして高度なの 技術で安全にパウチされます。長持ちするし便利ですよね。‥本当にたくさんの人が関わって提供してくれたものだなぁと。
保護者の手作りだけが愛ではないと思います。「今日はお惣菜でごめんね‥」なんて言わず、どんな食事も「おいしいね!」と、食事に関わってくれた人たちに感謝して頂けたら素晴らしいなと思います。
(2)一言、二言でもいいから食事中に子どもと会話する。
私は、お腹を空かせた子どもに食事を提供している間、遅く帰る夫の食事も用意しなければならなかったので、同じ食卓につくことは出来なかったです。でも出来れば、「今日のメニューは〇〇だね」「おいしいね」と、声かけが出来たら良いなと思います。
(3)3歳以上なら→できる行程には関わってもらう。
子どもの発達に合わせて、調理に参加してもらいましょう。おひたしにゴマをかけるだけ、とかサラダをドレッシングで和えるだけ でも、「自分で作った」というのは、凄く嬉しいことみたいです。
長女はあまり野菜を食べませんが、自分が行程に関わるとよく食べます。
(4)買い物を子どもと楽しもう。
休日、せっかく一緒にお買い物に行くなら、スーパーの生鮮食品コーナーで食品のお勉強。「こんな変わったお魚がいるね!」とか、「この野菜は〇〇県産だね」と声かけすると、大変なお買い物も「ただの家事」ではなく「食育」の時間になります。
忙しくて、とにかく生活をまわすのでいっぱいだけど‥少しでも食を楽しめる生活が出来たら。
私は料理家 土井善晴先生の「一汁一菜でええんや」に救われた派です(それも出来てない日もある笑)。
無理なく楽しくやっていきたいなと思います。